FC2ブログ
ダレル"ボブ・ドッグ"ロバートソン(Darrell "Bob Dog"Robertson)に捧げられた1995年リリースの ハービー・ハンコック(Herbie Hancock) の『The New Standard』は当然ハービーの意見・意思が強く反映されたアルバムなわけですが。






Tenor and Soprano Saxophoneに マイケル・ブレッカー(Michael Brecker) 、Acoustic and Electric Guitarに ジョン・スコフィールド(John Scofield) 、Acoustic Bassにデイヴ・ホランド(Dave Holland)、Drums , Electric Percussionに ジャック・ディジョネット(Jack DeJohnette) 、Percussionに ドン・アライアス(Don Alias) といったメンバーを基本に、曲によってさらに増員して臨んだレコーディングでした。

たいしてJAZZのことを知らない私でもマイケル・ブレッカーやジョン・スコフィールドの名前は知っていました。

自前のバンドで自分の思うように好き放題に演奏するだけ、というのでもよさそうな面々がわざわざ集うというのはスゴイな。て思ってしまいました。

誰と演奏するのか、ということと、どの曲を演奏するのか、ということが重要なのだろうと改めて思わされました。

これがロックやポップスなら、有名どころの誰々がギターで参加とか、デュエットを、とか、いうことで注目するところなのですが、それ以外のところでは、ソロの人の演奏を誰が担当しているのかなんて、あんまり気にしたことはありませんでした。

でも、JAZZって、そういうところにも目配せしとかないと楽しみ半減て感じがします。

お気に入りの人が自分のアルバムをつくっていても、他人のアルバムにも気軽に参加してたりして、追っかけていくのは大変。ファンはとてもすべてをフォローできないんじゃないの?て思ってしまいます。


そういうところがJAZZにあまり接していない人にマニアックな雰囲気を感じさせるのかもしれないな。と思ったりします。


それだけ、組み合わせの妙、みたいなものがあるということで、化学反応的な刺激を得られるから表現者としてはオープンな環境に身を置いておきたいと思うのかな?と勝手に思ったりしてます。


このアルバムはタイトルが示す通り、新しいスタンダードはコレ!て決めてしまおうというものなのでしょう。

一人が決めても、他の人が、そうだね、そうだよね。とならなければスタンダード化は失敗なわけですし、そういうのって、振り返ってみたら、スタンダードになっていた。的な感じであるべきな気が合うするのでどうなのかな?と疑問に思わないでもないのですが、試みとしては面白いですね。

いろんな人が演奏している、カバーしているというのはひとつの基準になりそうですが、そういうのって、パッと思い浮かぶのはビートルズやスティーヴィー・ワンダーですが、ちゃんと選ばれています。


ドン・ヘンリー(Don Henley) 『New York Minute』
イーグルスのドン・ヘンリーと知ってはいても聴くのは後回しにして、これまで、ちゃんと聴いてきてませんでした…


ピーター・ガブリエル(Peter Gabriel) 『Mercy Street』
スレッジハンマー(Sledgehammer)がヒットしたアルバムからの曲です。


ザ・ビートルズ(The Beatles) 『Norwegian Wood(This Bird Has Flown)』
ノルウェーの森て、村上春樹さんの本のタイトルにもなったりしましたね。


ベイビー・フェイス(Babyface) 『When Can I See You』
プロデューサーのイメージが強いですが、ビバリーヒルズ高校白書だったか青春白書になってからだったか忘れましたが、アーティストとしてのベイビーフェイスを褒めたたえる台詞を言ってたのを覚えています。


スティーヴィー・ワンダー(Stevie Wonder) 『You Got It Bad Girl』
何の不満もありませんが、他の曲でもよかったのでは?と思うのは私だけではないはず。


シャーデー(Sade) 『Love Is Stronger Than Pride』
元々ジャジーな雰囲気のあるシャーデーだから、こういう企画には似合いますね。


サイモン&ガーファンクル(Simon & Garfunkel) 『Scarborough Fair』
ビートルズ、スティーヴィーと並んで選曲に悩みますね。
どれでも正解。


プリンス(Prince) 『Thieves In The Temple』
プリンスの映画サントラですね。テウ゛ィン・キャンベルやザ・タイムなんかも参加したアルバムですが、プリンスの凄みがわかります。


ニルヴァーナ(Nirvana) 『All Apologies』
ちゃんと聴かずにきてるんです…Smells Like Teen Spiritくらいしか知りません。


ハービー・ハンコック『Manhattan(Island Of Lights And Love)』

日本盤のボーナストラックを除けばこういう曲が収録されているわけですが、ハービー・ハンコックのオリジナル曲が入っているというのは自信の顕れと受け取るべきところなのでしょうね。

ボーナストラックは スティーリー・ダン(Steely Dan) 『Your Gold Theeth II』でした。
ボーナストラックなんかにしないで、正規に収録しといたらいいのに。て思ってしまいました。


ほぼ、聴いたことあります。うちにCDあります。て曲が選ばれていたので、「私のセンスも悪くないんじゃないの?」と自己満足に浸れましたし、元曲を歌った顔ぶれに文句があるわけではありませんが、別の人の曲も聴いてみたかったな。て思ったりもしました。

元曲と聴き比べてみると、このアルバムからならこの曲の方が…と思ったりもしました。

リリースから15年。
スタンダードとなったのかは置いといて。

いい曲は形を変えてもいい曲。
いい曲は歳月が流れてもいい曲。

けっこう頻繁に聴いているから印象が変わらないだけかもしれませんが、今聴いても、そう思います。


このアルバムのアレンジをハービー・ハンコックと一緒にしているのが ボブ・ベルデン(Bob Belden)

聞き覚えのある名前だと思ったら、スティングの楽曲をJAZZで演奏というのをアルバム1枚まるごとでやってた人やないですか!

The Bob Belden Ensemble『 ロクサーヌ ザ・ミュージック・オブ・スティング(Straight To My Heart)』にもジョン・スコフィールドは参加してました。



このアルバムは抵抗感なく、すんなり聴いていられるものでしたが、
ボブ・ベルデンって、スティングだけでなく、プリンスの曲でもまるまる1枚分JAZZ化したアルバムをつくってましたし、この企画にはうってつけの人物と言えるわけですが、そうすると、ハービーとどっちが主導権を持ってつくったのでしょうね?

やっぱりハービーのはずですが、ちょっと疑問。
ボブ・ベルデンにまかせる部分というのも含めてハービーの下での製作だということなのでしょうね。

でも、プロデューサーってのもいますもんね。
プロデュースはハービーとガイ・エクスタイン(Guy Eckstine)。
選曲作業は一緒にしたらしいですけど、こうなるとプロデューサーって何をするのだろ?て想像してもわかりません。

良質のアルバムが完成してるんだから細かいことは気にしないでいいのかもしれません。



Herbie Hancock " The New Standard - Mercy Street "  Youtube はこちらへどうぞ。

スポンサーサイト



プロフィール

カテンベ

Author:カテンベ
音楽とか映画とか本とか、ゲームとか。
お気に入りのもんだったのに、最近接してないなぁ、てのを見直してみようかな、て思っとります。

リンクはご自由に。

カレンダー
05 | 2010/06 | 07
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 - - -
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
カテゴリ
ABC (4)
U2 (9)
月別アーカイブ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

楽天
AMAZON
FC2カウンター
お気に入りアルバム
お気に入りもありすぎるくらいありますが、これははずせません。
おすすめ本
Kindle
検索フォーム
RSSリンクの表示
お気に入りのブログをリンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR