いい・悪いの判断基準って誰もが個々に持っているとは思います。
おおまかなとことは共通認識として持ってるんだとも思います。
そういうのって、あまり変わらないような感じもするのに変わっていきますよね。
ダメ!絶対ダメ!て禁止されるようなものが、時代を下るとなんであかんかったん?て思うくらいになっていることってよくありますもんね。
長髪はダメ。不良のすることやで。てなこと言われたりしてましたけど。
ビートルズのようなマッシュルームな頭もあかんかったんでしょ?
今みたら、それほどでもないよねー。てな感じですよね。
ロック?悪魔の音楽やでー。そんなん聴いたらあかん。なんて言われてたというけれど、けっこう普及してしまいましたよね。
髪を染めるなんて、うちの子、グレてしまったー。なんていうてたはずなのに、今では珍しくもないことになってますね。
過剰反応だったということなのでしょうか?
でも、当時の人にとっては過剰でもなんでもない当たり前の主張だったんでしょ?
今、それはダメ。やったらあかんでー。ていうてるようなことが、十年、二十年もすれば、何であかんあかん言うてたんだろ?てなるものも出てくるんでしょうね。
何やらかしてるねん。なことって音楽でもありますね。
ローリング・ストーンズ( The Rolling Stones )の「悪魔を憐れむ歌( Sympathy For The Devil )」。
歌詞はキリストの処刑、ケネディ兄弟の暗殺等々、人類の歴史に刻まれた残虐行為について悪魔が語るというもの。
タイトルからして宗教関係者の反発を生むものなんでしょうけど、
ローリング・ストーンズは悪魔崇拝者で若者を堕落させる影響を発しているって言われてたとか。
欧米だと、宗教関係者のそうした主張はけっこうぽつぽつあったりしますよね。
ハリー・ポッターの映画もバチカンは懸念を示していたくらいだから、そんな大きな問題でもないのかもしれませんけど、そんなの言われるとどんな気分なんでしょうね?
日本だと、そういう問題提起をするのはたいていPTAですよね。
そういう役目を担うのは子供を持つ親の勤め、ていえばそうなんでしょうね。
数多くのミュージシャンがいるのに最近はそんな問題作って聞かないけど、そういう状況ってどうなんでしょうね?
歌詞が話題になるのって、たいてい若い子に共感を与える歌詞です、とかそういうのでしょ?
または子供がかわいくて、子供のことを想って書いた曲なんです、とか、とある体験から生まれた歌詞です、とか。
あえてそういう苦情がでるような曲をつくるべき、とはいいませんけど、そういうことにならないように自己規制してるのかな?
名作とか傑作と呼ばれるものもいいですけど。
問題作って呼ばれるような曲をつくってみたい、っていう思いを抱かないものなんでしょうか?
The Rolling Stones " Sympathy For The Devil "(Live)HQ Youtubeは
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